顔汗 病気

顔汗が主な症状として挙げられる病気には、どんな病気がある?

 

 

まず、一般的には多汗症が疑われます。多汗症と言っても、全身(全身性多汗症)のものから、局所(局所多汗症)のものがあります。顔汗だけが酷い場合は、”顔面多汗症”と言います。

 

”顔面多汗症”の発汗には、体温を下げるための”温熱性発汗”と、緊張・興奮で起こる”精神性発汗”、刺激物を摂取した時に起こる”味覚性発汗”があります。

 

 

多汗症が何故起こるのか?

交感神経が失調することが主な原因であると言われています。
体温とは関係無く汗が過剰に放出される、身体機能の低下によって起こる病的な発汗を言います。

 

しかし病気だと認識せず、ただの“人一倍汗っかきなだけ”だと思い込み、治療をしない人が多くいます。

 

多汗症は、先天性のものと後天性のもので分類できます。先天性のものは原発性多汗症と言い、思春期前から思春期間に発症します。人生の中で、いつでも発症する可能性があるのは、続発性多汗症と言い、甲状腺や下垂体の疾患や真性糖尿病・痛風・更年期などが原因で発症すると考えられています。

 

顔汗が1つの症状である身近な病気

  • 更年期障害
  • 更年期障害は、性成熟期〜生殖不能期へ移り変わる、45〜55歳頃に訪れると言われています。
    原因は、加齢に伴う卵巣機能の低下で女性ホルモンが減少し、自律神経に影響を及ぼす事だと言われています。このことから、自律神経失調症状と精神症状などがみられます。

     

    更年期障害の代表的な症状は、顔ののぼせやほてり・発汗などです。1年程で治まる人もいれば、数年という長期間続く人もいます。しかし、治療を必要とする人は4人に1人程だと言われています。

 

 

 

異常な汗には要注意が必要 意外な病気が潜んでいる可能性も

 

顔汗と、異常な全身の汗のかき具合いから、意外な病気が発覚する場合があります。

 

  • 甲状腺機能亢進症…甲状腺ホルモンが過剰分泌される病気(バセドー病など)
  • 症状は、全身の代謝が高まる事で大量の汗をかき、動悸・息切れや体重の減少、イライラなどがあります。

     

  • 自律神経失調症…自律神経のバランスが乱れ、体に不調があらわれる病気
  • 症状は、自律神経の乱れによって、汗が異常にでやすくなります。

     

その他にも、顔の片側だけ汗をかく場合は、”大動脈瘤”や”縦隔腫瘍”を疑いましょう。この病気の場合は、交感神経が刺激されることによって、顔の発汗が異常に起こってしまうといった症状があります。

 

 

 

上記の症状に心当たりがある場合

 

上記症状に心当たりがある場合はできるだけ早く専門医に診てもらってください。

 

診断の流れは、最初は糖尿病と甲状腺の疾患から検査されます。
大きな病気から疑っていきます。

 

検査で糖尿病と甲状腺機能亢進症(甲状腺機能低下症)が否定された場合には、精神性発汗の検査になります。精神性発汗の治療は、心療内科や精神科で自律訓練法という自己催眠法で心のケアをします。

 

かんたんな自律訓練法は自分でもできます。
下記は聴いてできる自律訓練法の動画となっていますので、精神面が原因かもとお思いの方は一度実践してみてください。

 

 

症状に心当たりがない場合でも一度は受診を

上記にあげた症状に心当たりがなくとも、あからさまに汗の量が多い場合は顔面多汗症や精神性発汗などの可能性があるので、なにが原因で顔に異常発汗があるのかわからないという方は、一度病院で診てもらうことをおすすめします。

 

何科を受診したらいいかわからずとも総合病院なら最初に問診表を渡されるので、そこに症状を記載すればそれに適した治療をしてもらえます。

 

 

 

一時的に汗を抑えたいなら

顔汗は印象がよくありませんし、特に接客業の方は仕事にまで支障をきたすもの。
「汗が出てほしくない大事な場面」がありますよね。

 

物理的に汗を止めるために胸元を縛るといった舞妓さんがやっている方法もあるようですが、仕事のときにそれをやるのは面倒ですし、なにより苦しいです。

 

根本治療にはなりませんが、一時的にその日汗を抑えたいという場合には、汗に吸着し流れないようにする作用のあるフェノールスルホン酸亜鉛を患部に塗るという方法があります。

 

 

フェノールスルホン酸亜鉛は汗を抑える作用が学術論文でも報告されており、薬用成分なので敏感な顔の肌にも使えます。

 

吹き出る顔汗を一時的にでも止めたいという方にはおすすめです。